BIO
2008年12月、ニューヨーク公会堂で Bon Iver の完売ライブに来た音楽ファンは、オープニングアクトなんてどうでもよいと思っていただろ。しかし、その夜そして Bon Iver のツアーの夜は違った。聴衆は忘れがたい特別な音楽に出会った ―The Tallest Man on Earth だ。
The Tallest Man on Earth (Kristian Matsson)― にとっては初めてのツアーで、音楽ファンを虜にしてしまった。 2008年初旬に、The Tallest Man on Earth は素晴らし過ぎるデビューアルバムをリリースした。Pitchfork は Matsson を「真摯で、賢く、あたたかい、生まれながらのフォークシンガー」と賞賛した。スウェーデン・ダーラナにある Matsson の家で、通る声とアコースティックギター又 はバンジョーのみでレコーディングされた Shallow Grave には、余計な物が全く入っていない。
アルバムは、スウェーデンのレーベル Gravitation から大きな配給や宣伝無しでリリースされたが、噂は口伝えで世界中に広まった。 ボブ・ディランの影響はあからさまだ。繊細なメーロディと巧みな歌詞を、楽々と生み出し歌う初期のディランを思い起こさせる。しかしライブでの Matsson は、取り憑かれている様なのだ。
一語一語に力が漲っている。激しい、生の感情で、ステージと聴衆を自分 のものにし、曲にどっぷりと浸からせる。そして、抑えきれない興奮とともに、The Tallest Man on Earth のセカンドアルバム「The Wild Hunt」を紹介しよう。言葉、声、メロディ、全てがここにある。完璧な歌が10つ。Matsson はいつも全力投球だ。
"The Wild Hunt" は、Shallow Grave の続きである。You're Going Back のかき鳴らすギターから、 Love is All の甘く優しいメロディ、ライブで人気の King of Spain の遊び心ある歌詞、Burden of Tomorrow の頭から離れない調べまで、どこを取っても The Tallest Man on Earth なのだ。"The Wild Hunt" は、ただのフォークアルバムではない。物語を語る男から生まれたアコースティックのロックンロールだ。
"The Wild Hunt"
NOW ON SALE
01.The Wild Hunt
02.Burden of Tomorrow
03.Troubles Will be Gone
04.You're Going Back
05.The Drying of the Lawns
06.King of Spain
07.Love is All
08.Thousand Ways
09.A Lion's Heart
10.Kids on the Run
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VIDEO
Matsson は、ライブの為悪天候のニューヨークにいた。雨が降り続ける午後に、ビデオを撮る為ダウンタウンのとある場所に集まった。 問題:前日のサウンドチェックの後、Bon Iver のオープニングアクトとして演奏する Town Hall にギターを置いてきてしまった。ベニューには鍵がかかっている。 解決:ギターを貸してもらえる場所で撮影をしなければならなくなった。様々な音楽のファンで、グリニッチビレッジの4番通りにあるあの有名な Music Inn の最高に素晴らしいオーナー、Jeff が快く助けてくれた。従業員は下の階に避難し、Matsson がデビューアルバム「Shallow Grave」を演奏するのを、タコスを食べながら聞いた。頻繁にディランと比較されるMatosson が、ディランが住んでいたアパートから3軒先、The Freewheelin’ Bob Dylan のジャケットを撮影した通りの角で、自分が演奏していると知る事はなかった。
Press
「言葉、声、メロディー 全てがここにある。」- Dead Oceans
「Matssonは曲の所々で我々リスナーをはっとさせ、それが彼を唯一無二の新星にする」- SPIN
「'Troubles Will Be Gone' では「The day is never done, still there's a light on where you sleep, so I hope someday your troubles will be gone (日が終わる事は無い。眠る君にも灯りがさしている。いつか君の苦しみが無くなりますように) のラインを温かく優しく歌う。 Matsson はロマンチストでリアリストだ。」- Pitchfork