タイミング的にちょっと遅れてしまいましたが、今年の Lollapalooza での The Mountain Goats のライブ映像をご紹介します。今年リリースされた、孤高の吟遊詩人ジョン・ダーニエルの紡ぎ出す新しい物語 “All Eternals Deck” も是非チェックしてみて下さい。
2009年にアルバム “All My Friends Are Funeral Singers” をリリースした Califone の Tim Rutili と、Fruit Bats の Gillian Lisee によるアコーステックセッション。Tim は、サブ・ポップに所属するオルタナ・バンド、レッド・レッド・ミートのヴォーカル兼ギタリストでもある。トータス、シー・アンド・ケイク、マウス・オン・マーズなどを要するスリルジョッキーが誇るブルージーな音響派カントリーバンドとしても知られている。
Someone Still Loves You Boris Yeltsin – All Hail Dracula / THEY SHOOT MUSIC
Terrible Feelings は、 Manuela (Vocal)、Anton (Guitar/Vocal)、Willy (Bass)、Andy (Drums) のスウェーデンに住む4人の20代の男女からなるバンド。彼らは全く以て素晴らしい “真っ暗な不安に支配されたパワーポップ (Black Angst-Ridden Power Pop)” をプレイし、できあがったのが 9/14 リリースされるデビューミニアルバム “Death To Everyone” (アートワークはドラムのアンディーが手掛けている)
Terrible Feelings のメンバーは各々様々なバンドやプロジェクトに関わってきた。バンドのホームタウン Malmö という街は Fy Fan、Skitkids、Heratys、Harda Tider、Sista Sekunden (Andyがギターで参加)、Dipper や Sloa Knivar と言った素晴らしいパンクやハードコアバンドのおかげで世界的に知られている。Terrible Feelings は2009年の秋結成され、彼らの住む街に存在するどのパンクバンドとは違うんだという強い意識と全く新しいことをやってやるということを根本的な起動力として活動していた。
彼らはかつて “Discharge みたいなバンドがサーフギターと80年代のスウェーデンのパンクロックをミックスした Lost Sounds との出会い” と表現されていた。「素晴らしいね!」カナダのバンド Statues の Rob Seaton が Malmö で Terrible Feelings と共演した時そう言っていた。わかるだろう? 彼は正しかったんだよ。
Oneida わりかし最近のライブ映像です。2009年に Moorworks から “Rated O” という豪華3枚組、Yeah Yeah Yeahs や ダモ鈴木 のコメントが付いた仕様でリリースされたブルックリンで活動中の3人組バンドです。今年で結成14年目。これまでにepや限定盤を含めると20タイトルをリリースしています。
Liars との共作でその名を知った人も多いバンドです。クラウトロック、’60sガレージ、ストーナーロック、(ポスト) パンク、サイケ、アヴァン・ジャズの異種格闘/融合劇という感じで、CANの変幻自在性、あるいは No Wave 群の無領域主義が、多様な音楽を折衷しつつ、時代ごとのモディファイを受けながら今に生きているという、つまるところ、究極のフリーミュージックらしいです。
Oneida、Kid Millions ファンにもおすすめな SchnAAk 2009年ドイツ、ドレスデン BRN Festival でのライブ映像です。当時まだノイズ、アヴァンギャルド寄りなサウンドを展開しています。SchnAAk は今月 9/14 デビューアルバム “WAKE UP COLOSSUS” を Donuts Pop からリリース予定です!
そしてこちら Moorworks 史上伝説のタイトルとなっている、昨年リリースされた Oneida、ボアダムスのドラマーこと Kid Millions ソロアルバム “MAN FOREVER“。本作は2曲30分弱というかなりマニアックな作品。以外にも Pitchfork で 7.4 という高得点を獲得している。
Pitchfork Album Reviews
キッドミリオンズの初ソロアルバムはシンプルなパンク概念に基づいている。ルー・リードのエレクトロニックな騒音、「メタル・マシーン・ミュージック」のファイヤーワークス・アンサンブルがアレンジしたアクスティックライブを見てから、ドラマーオネイダに一つの疑問が生まれた:これに似た音をドラムで再現できるだろうか?たどり着いた答えは細かなチューニング、そして繰り返される即興から作り出された音を複数の異なるリズムに調和させる事だった。そして早速そのアイディアを実行に移した。ヤー・ヤー・ヤーズのブライアン・チェイスにドラムの組み立てを手伝ってもらい、 サイティングズのリチャード・ホフマンをベースに加え、2日間でレコード両面分の長さをレコーディングした。
ヒッピー風な名前、「マン・フォエバー」は制作作業と比例して直接的で概念に基づている。オネイダの他の作品と比べ、もっとも抽象的である。キッドミリオンズの揺らぐ耳障りな音からは、通常のロック音楽から外れた才覚を聞き取れる。しかし「マン・フォエバー」は直感で楽しむアルバムであり、知的ではない。ビートが滝のように頭を流れ、調音や音の正弦波の計算に思いを巡らすのは難しい。台風や一斉射撃とまでは言わないが止まない印象を受ける。ドラミングは一見、緩く、かつ激しく聞こえるが、挑戦的な態度は無く、うるさくもない。疎らに屋根に降る雨音のような落ち着きがある。「マン・フォエバー」独特な正確さと予測不可能な音源を持ちつつ、「メタル・マシーン・ミュージック」とのスピリチュアルな繋がりを感じる。
リードはクラッシック音楽を参考にしながら注意深く MMMを組み込んだが、フィードバックは めちゃくちゃを好んだ。MMMの優れた点は、鋭敏、そして、支離滅裂なレコードと両方の状況に対応できる事である。「マンフォエバー」も似たような二重人格を持ち合わせている。ドラムは中断無く前に進み、急に頂点をむかえたり、波のように押したり引いたりするが、それも 混乱し過ぎの音に合っている。レイヤーの細部にまで音が詰まっている。指の隙間隙間にナイフを正確に刺したかのような、尖ったドラムの音が不調和を上手く防いでいる。しかし、もちろんこの技も同じ事が続くとつまらなくなる。「マン・フォエバー」が所々単調に聞こえるのはこの理由である。
ウィリアム・フーカーやクリス・コルサノなど、異常に活発なドラマーが一人で演奏する時よりも、キッドミリオンズのレイヤーされたビートは混ざりすぎで聞こえづらい時がある。このような一時的な弱さは稀で、大部分はホフマンの貢献があって上手くかわしている。振動するベースの低音はドラムと同等に強く響き、ホフマンが激しく弾きだすと、それに合わせてドラムはベースの波に呑まれるように演奏し柔らかく反響する。キッドミリオンズは「マン・フォエバー」をチェイス、ホフマン、その他ドラマー達で生演奏を行い始めた。もしかしたら Boredoms’ 77 BOADRUMプロジェクトのように大きく発展するかもしれない。しかしドラムだらけの演奏も新しい発想で面白いが、一人演奏も特別な印象を受ける。「マン・フォエバー」のコンセプトには、キッドミリオンズを前進されるために必要な要素、個人的な親密感を感じられる。彼のレコードをソニック音楽への挑戦として評価する分には悪くないと言える。- Marc Masters (Pitchfork)
アリエル・ピンクが見出した才能!ヴェルヴェット・ダヴェンポートは、若き天才メロディ・メーカー、パーカー・スプラウトを中心としたバンド。インディー界の変態ことアリエル・ピンクやゲイリー・ウォーと共に制作した「Get Out 7″」が話題を呼び、数々の海外メディアから絶賛されている彼ら。60年代後期のサイケポップを感じさせる甘くて熟したサウンドを基調としたシンプルで短い曲にはガイデッド・バイ・ヴォイシズのような類い稀なメロディーセンスを感じさせ、チープで奇妙なサウンドにはアリエル・ピンクの面影を想像せずにはいられない。フロントマンであるパーカー・スプラウトは「すごく身近でほっとするような感覚を持ちつつも、同時にどこか遠くで鳴っているかのようなレコードを作りたいと思った。(Monchicon!インタビューより)」と述べており、彼の言葉通りの感覚を味わうことの出来る逸品に仕上がっている。
Velvet Davenport
Warmy Girls
NOW ON SALE!
01. Mystery Michael
02. Triangle Pear
03. Lilly Girl
04. Run Faster Lady
05. Bonny Books
06. John Errand Hair
07. Mrs.D
08. Warmy Personal Routine
09. Lovely Lady Lynn
10. Green Life
11. Druid Song
12. Checking In
and More …
Q1.まず始めに、どのように出会って、どんな風に音楽を始めたの?
リバプールの mello mello ってカフェで出会ったの。一緒に音楽をやるって決めて、それからBeckyのベッドルームで練習を始めたのよ。
Q2.それぞれのメンバーのキャラクターと、バンドでの立ち位置を教えて下さい。
Becky (写真中央) は一番小さくて、写真を撮るのが好きで、カセットテープを聴いたりしてる。シンセサイザーを弾いているわ。Lucy (右) は一番髪が長くて、自転車に乗るのが好きで、アボガドを食べているわ。ドラムを叩いているのよ。Emily (左) は青い瞳で、絵を描くのが好きで、紅茶には2粒の角砂糖を入れるの。ギターを弾いているわ。
Q3.’Stealing Sheep’ という名前はどこから来たの?
ギリシャ神話の Jason and the Argonauts という冒険物語から来ているの。黄金の毛を持つ翼の生えた羊がいて(海の神様・ポセイドンの息子)、その羊から黄金色の羊毛を盗む話なのだけど、それに挑む事によって Jason と英雄達の強さが試されていくという冒険の物語なのよ。
Q4.あなたの人生の中でお気に入りの3曲は?
Heartbeats / The Knife
Birthday / The Sugar Cubes
La Maison de Mon Reve / Cocorosie
Q5.普段、どんなところで曲や歌詞のインスピレーションを得ているの?
私たちは沢山の曲を一緒に作って、時々は個人でも作るのだけど、だいたいいつもファンタジーの世界での日々の事に思いを寄せてるわ。白昼夢みたいなね。
Q6.あなたの日本デビュー作でもある’Golden Fleece’について、どう思っていますか?
このアルバムは、私たちの物語なの。作り始めたのが去年の夏で、冬に入って、また新しい夏がきてようやく完成して。なので、ハッピーな1日のこと、悲しい1日のこと、私たちにとっては、その歳月に起きた全部のことが含まれているの。
Q7.’Golden Fleece’ というタイトルはどこから来たの?
ギリシャ神話の Jason and the Argonauts に出てくる、翼の生えた黄金の毛を持つ羊からとったのよ。
Q8.Abby Road スタジオでのレコーディングはどうだった?
私たちはオーケストラ用のおっきなスタジオにいたのだけど、私たち、ちっちゃな3人組は、その広いスタジオの真ん中に三角形になって、ちょこんと佇んでいたわ。丸い電球飾りや、古くて美しいマイクとかもあったりして。真夜中から朝になるまで歌って演奏して、日の出の頃には一番上にあるマスタリングスタジオに行って、サラウンドシステムで The Beatlesを 聴いたの。まるで魔法みたいな時間だったわ。
インタビュー by 佐藤一道(Monchicon! / Kiki) / 対訳 by 高橋ミズキ

Stealing Sheep
Golden Fleece
2011.9.07 リリース
01. Ta Da
02. Shoot the Ducks to win
03. Love you are a record
04. Your Saddest Song
05. The Mountain Dogs
06. I am the Rain
07. Noah’s Days
08. Bats
09. Pass through you
10. Secrets (remix & Reprise)
11. Noah’s Days (remix by Colo)
Air Waves ドキュメンタリー映像。ニューヨーク・ブルックリンに住むそのソングライターはギターに癒しを感じ、空想の話と頭から離れないメロディーを含む現実逃避の音楽を作っていた。シンガーソングライターという肩書きが嫌で、バンドの音を欲していた Schneit は、2007年にブルックリンの仲間達と Air Waves を始めた。何度かのメンバーチェンジの後、Scott Rosenthal と Dan Bryer を引き連れてツアーに出た。
フォーク、ロック、ポップ、カントリーのごった混ぜ Air Waves は、Neil Young、The Clean、The Velvet Underground 等の影響を受けた忘れる事の出来ないメロディーで、空想の絵を見せる。流行、イメージ、ジャンル、そういったロックバンドの表面的な事には興味が無い Nicole の声は誠実で、それは Air Waves の全てを反響する。余分なものに見向きもせず、言葉よりも大きな何かを伝える為に歌う。
スウェーデンの首都ストックホルムを拠点に活動するシーンガーソングライター、Steso Songs。そのかわいらしいルックスと歌声から「北欧の森ガール」と呼ばれる彼女、先日リリースした彼女のバンドプロジェクト Psykakuten とはまた違った表情を見せています。



























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